1年生 芸術鑑賞教室

令和7年12月9日(火)に1年生は、静岡県舞台芸術センターにて、中高生鑑賞事業SPAC(スパック)の舞台鑑賞をしました。「SPACeSHIPげきとも!」の愛称のあるこの事業は、静岡県内の中高生を対象とした無料鑑賞事業で、中高6年間のうち一度はSPACを観劇することになるほどのステージ数と観客を動員をされています。これは、劇団を有する専用の公立劇場だからこそ可能なプログラムで、実は劇団を持つ県は全国でただ一つ、なんと静岡県だけです。それだけ静岡県が芸術に力を入れていることが伝わります。
今回の演目は、シェイクスピア作品で有名な悲劇「ハムレット」です。当日の開演前にいただくパンフレットや舞台の冒頭により、おそらく人生で初めて観劇を経験する生徒でも非常に理解しやすい構成でストーリーが展開されていくのが印象的でした。その一方で、美しくも何を表しているのかを観客に委ねられるような舞台演劇らしい表現も多くあり、とにかく目の前で繰り広げられる迫力ある演技に夢中になりました。小規模な会場を生かし、何度も観客席の間を通る役者や舞台から降りて観客を巻き込んで楽しませる演出もあり、あっという間の2時間15分でした。舞台が終わると音響と俳優の方から、舞台にかける想いや高校生に向けた熱いエールを送られました。最後はロビーで笑顔の俳優とスタッフの方々のお出迎えを受け、記念写真や個別にお話しができました。演劇と古典に触れる一日となりました。


